正常と異常の間

文筆家三浦純平による、思想、政治、映画、笑いなどの感想録

西尾幹二『ニーチェとの対話』(講談社現代新書)

評価★★★★★★★☆☆☆ 西尾幹二氏については保守派の重鎮であるという事くらいは知っていた。 また、ドイツ哲学者(ショーペンハウアーなど)の著作を訳したり、「ニーチェ研究者」であるという事―吉本隆明氏がどこかで言っていた事―を知っていた位で彼の著作に目…